自動車のハンドルを交換してみた その1
さて、今回は自動車の話。
最近のくるまは、いろいろ純正で便利な機能が付いていて社外品を取り付けるといったカスタマイズがしにくくなっているような気がします。
今回の件でいうと、いま販売されている自動車(新車)にはほぼ間違いなくエアバッグが付いていて気に入ったハンドルに交換するのにも敷居が高いといったような。
技術的なところだけではなくて、任意保険料も会社によっては変わったり。安全性にも関わってきます。
そもそもなんでハンドルなんか変えるんだ?っていう方もいらっしゃると思います。当方は切実な理由がありましてそれはズバリ盗難防止でした。結論から言うとハンドルを取り外せるようにしていました。
かっこいいとかハンドルが取れないと乗り降りしにくいとかでもカスタマイズするとか理由も十人十色かと思います。
今回は、社外品のハンドルから純正品に戻す作業です。
順番は、
- ステアリングを外す。
- ボスを外す。
- 純正ステアリングを取り付ける。
- ホーン、エアバッグを接続する。
- 警告ランプを消す。
です。
これ、社外品のハンドルです。ハンドルのことをステアリングホイールっていいます。日本では単にステアリングって言うほうが多い気がします。自動車が好きな方には常識でしょうが、ステアリングメーカーでも有名どこがありまして、momo(モモ)やNARDI(ナルディ)があります。これはmomoのステアリングになります。メーカー純正品でも社外品の銘が入ったものを使っている車種も出てきてますよね。
ステアリングを外した状態です。
左側の矢印の方はステアリングの脱着装置です。右側の矢印の方はステアリングボスという名前です。自分の好みにあった長さのものをつけてください。通常は左側の矢印の部品はなくボスにステアリングを直付けします。
6角レンチでボスから脱着装置を取り外したところ。赤い線はホーンの配線です。緑の矢印はボスを車体と固定するボルトです。サイズは14mmです。これを外します。
ボスを外した状態です。
黒いコネクタはホーン、黄色いのはエアバッグの信号線です。社外品のステアリングにはエアバッグは付いていませんでしたのでダミーが入っています。あとは純正品のステアリングを取り付けるだけになります。
純正品のステアリングにはエアバッグが付いているのでそれを外してからでないとステアリングを車体に固定できません。
左は純正のステアリングを差し込んだ様子。わかりにくいですが、純正のステアリングは先に説明したボスと一体化しています。配線を噛み込まないようにします。
一連の作業をする前にタイヤをまっすぐ前に向けておきます。ステアリングをシャフトにさします。ここで角度が違うと車は直進しているのにステアリングはどちらかに切れているように見えたりしてカッコ悪いので注意して差し込みます。少しくるまを動かしてみて直進時にステアリングがまっすぐかどうかを確認します。また、同時にウィンカーも自動で戻るか確認しておきます。
下はステアリングを差し込み、ボルトで固定した様子。
ステアリングを固定できましたので次は、ホーンとエアバッグの信号線をつなぎ、エアバッグのアッセンブリユニットをステアリングに固定します。このくるまは左右に特殊な形状のネジが両方にありこれで固定するタイプなので締めこみます。
ここでホーンがなるか確認しておきます。
正面から見たエアバッグユニットです。
実はメーカー純正品もmomoのステアリングだったりします。
物理的な取り付けはこれで完了です。次にソフト的な作業に移ります。
次回に続く。