エアコンを掃除してみた
さて、去年の年末のお話です。
年末になると必ずしないといけないような気になるもの。そう、大掃除です。
普段からこまめにしておくと大して苦にならないのですが、大掛かりなものはなかなか手を付けづらいもの。
めんどくさいのもありますが、どうやっていいのかわからないってものがあります。
その代表格を今回やってみました。
エアコンです。
今や自動お掃除機能がついているのは当たり前なこの機械ですが、逆の言い方をすると自動掃除機能で掃除できるところは自分でも掃除ができます。今回はそれ以外のところをやってみようという試み。
一度はトライした方ならわかると思いますが上辺のホコリ程度ならばまあなんとかなります。
しかし、少し奥の方を見ると必ずと言っていいほどカビが発生しています。
プロの掃除対象であるエアコンですが手順を踏めば誰でもそこそこできます。
ぜひ参考にしていただければと思います。
今回の実験台はこちら。
数年前に買ったような気がしていましたがしっかり思い出してみると10年弱立っていました。
こいつは自動でフィルタを掃除してくれる機能がついた当時はなかなかの最新型だった気がします。
季節ごとにフィルタとフィルタを掃除するブラシを掃除していたのできれいかなとは思っていたのですが、ご覧の通り。更に中の方を見てみるとカビが生えていました。
何を栄養に育つのか謎ですが黒カビが発生しています。
こんな状態のエアコンを今から掃除するのですが、することは至って簡単。分解して掃除する。
基本はホコリがいっぱいなので掃除機で吸ってカビは拭き取る。
これだけです。
なのですが、このままだととても手が入らないのでできないんです。
なので、分解します。
ここが敷居が高いところです。
プロが存在する理由でもあります。
まず、外せるところは全て外します。
具体的に言うと、フィルター。ホコリ取り。上下のルーバー。
ここは説明書に載っているので問題ないでしょう。メーカーも取り外して洗ってもらう前提の部品ですので割愛します。
次はここ。ビスを外してからいきます。
ビスを外すとセンサー部分がまず外れます。次にカバーが外れます。
あと一息です。ビスがもう一箇所あるのでここを外します。するとフィルターのレール部分が外すことができるようになります。
右側でぶら下がっているのがフィルターのレール部分とセンサー部分です。
これで室内側の熱交換フィンがむき出しになります。
フィルターがあってこの有様。
ホントどうかしてほしいです。
このフィンですがとても柔らかいので超注意です。
ブラシタイプの掃除機の先端で掻き出しながら吸い込みますが取りにくいのであまりがんばらなくていいです。ここよりも他に時間をかけるところがあります。
はい。カビの除去です。
写真は一例ですがこのようにカビが生えていました。
今回使用したのはウエスに消毒用アルコール(水とエタノールの混合液)です。
純度100%近くのエタノールがいいじゃんとか思うかもしれませんがエタノールは濃度が濃いと殺菌力がないので消毒用(適当に希釈してある)を用意しましょう。
どうしようもないフィンは掃除機で吸ったあとはエタノールをスプレーしただけです。気持ち程度にカビはやっつけた気になります。
ここでプロは高圧洗浄機かスチーム洗浄機でフィンを洗浄します。
掃除後はこんな感じ。ここまで来てなんですが写真の画質が悪いのが申し訳ない。iphoneが電池交換中でまだ帰ってきていないのでアクションカメラで写真を撮っています。
あとは元通り組み立てます。
この作業を台数分。
ちなみに脚立は必須です。
ない場合は脚立を買うついでにスチーム洗浄機も買うとよりよいです。
その際は養生セットも忘れずに。