謎の生物との戦い #2 観察編
敵はおおよそ見当がついた。というところにたどり着くまでに実は前兆があった。
その時はまだ貯食という言葉に気がつくまえのことである。
どうってことはない。糞が落ちてたからである。ただ初めは猫かと思った。が猫は排泄物は埋める習性がある。目の前にあるものは埋められてはいない。さらに猫のそれより明らかに小さい。猫以下の小動物。
野生生物は人間を怖がるのでこれを逆手に取り寄り付かないようにしてやろうと考えた。
どうするか?
ANSER:驚かす。である。決して抹殺するではない。
野生生物はたとえ害獣であっても傷つけたり殺してしまうとよろしくない。心的外傷(ストレスやトラウマ)を与えるのはOK。うん。
ということでまずはターゲットを確認するために夜中にこっそり庭を見てみると…いた。以外と早く目視確認できた。シルエットがどうやらイタ子系だ。
容疑者ほぼ確定しどうしてやろうか数日考えたところ、その日を境にいなくなった。
結果オーライ、居ないなら対策を講じる必要もない。
そのまま月日が経ち11月になったある日のこと。
耕してた極小農園に動物のうんこ発見。すぐわかった。猫だ。
ペットとして衣食住を共にしている仲間ならいざ知らず、何の関係もない奴の屎尿処理なんてせにゃならんのだ?
しかも2箇所。団体さんだ、わーい。って言ってる場合ではない。
猫にしてみりゃ耕したてのフカフカの土は温水暖房つきの便座と言っても過言ではない。ここで用をたしたくなる気持ちもわからんでもない。
今度はこいつか。一難去ってまた一難。とりあえず糞を掃除してネットを張った。見た目はともかくこれでうんこすることもないだろ。
ところで野生生物たちはお互いに出くわさないんであろうか?ひょっとしたらパワーバランス的に イタ子<猫 でそれで前者がふと消えたのかもしれない。
続く。