プラスチックが土に還るというのでためしてみた
巷では環境問題が取り沙汰されていますが、廃棄された合成樹脂はなかなか厄介なものの一つだそうです。
何が厄介かというと自然界で分解されないので焼却されないといつまでたっても原型をとどめたまま残ってしまうということ。
そこでこれをなんとかしようと出てきたのがこれ。
「水銀0使用」
重金属を使わないのはいいことですね。
ちがいます。下の方に注目。
「土に還るパッケージ」
ほう。
なんで?
裏面を見ると書いてありました。
「植物性材料を使用」
どれどれ、wikiで調べてみると、思ったとおり、加水分解後微生物によって分解されていき最終的に水と二酸化炭素になるとのこと。
ここで注意したいのが土に埋めるだけではだめなようで微生物が豊富に存在する堆肥中が理想のようです。
その環境下だと約1週間程度で分解されるとのことです。
なかなかブログ向けの企画です。
このまま写真を撮りやすいように風雨に晒して経過観察してみようとしてましたが、危うくドツボにハマるところでした。どうやらただの水だけだとかなりの耐性がありほぼ原型を留めるようです。
なので畑の土に埋めることにしました。
1週間後。
全く変化ありません。
失敗しました。
しばらくほっとき、ふと水やりの際に思い出したのであたりを見るとどこにもありませんでした。
分解したのか風で飛んでいったのか。
結局行く末を見届けることができませんでしたが、せっかくこの素材に知り合えたので、wikiで調べてみるとこの素材を活かした処理方法(微生物で分解)では処理してなく大半が焼却とのことでした。
wikiの解説、珍しく少し的が外れてます。
この素材の意味するところは素材を活かした処理方法ではなく、さきに挙げたように廃棄されたプラスチックが分解されないことが問題になっているので、その廃棄されるプラスチックがこの素材に置き換わることによって時間はかかるにせよ自然界で分解されていくことが重要な意味をもっているんです。
というわけで分解されるからといってそのへんにポイって捨ててもいいって言う意味ではないのでこの辺を履き違わないように注意したいところです。